2022年7月23日、24日に北アルプスにある白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)に1泊2日で登ってきました。
雪と花の山、白馬三山の魅力と登る際の注意事項をお伝えします。
こんな人におすすめ
・これから白馬三山の周回ルートの登山を計画している方
・白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳にこれから登る方
・温泉のある山小屋について知りたい
白馬三山ってどんな山?
白馬三山とは富山県と長野県にまたがる3つの山である、白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の総称です。
「雪と花の山」と呼ばれており、代表する山として白馬岳が「花の百名山」に選定されています。
また、限られた山にしか咲かないような「ウルップソウ」なども白馬岳に咲き、高原植物を堪能できます。
ざっくりルート
ルートや時間はこちらのとおり。(ここ見なくても、ブログ読んでけばわかります)
離山(白馬村)・白馬岳・丸山(黒部市)・杓子岳・白馬鑓ヶ岳 / ベネベネねーちゃんさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
ざっくりしたルートはこんな感じです。
1日目
猿倉登山口(AM7時)→大雪渓(AM9時)→白馬岳頂上宿舎(PM1時)(テント設営)→白馬岳(PM4時)→白馬岳頂上宿舎(PM9時就寝)
2日目
AM5時スタート→杓子岳(AM6時着)→白馬槍ヶ岳(AM7時30分着)→白馬槍温泉小屋(10時着、温泉に浸かり幸せ)→猿倉登山口(PM3時)
白馬三山の魅力
魅力
・1泊2日で3つの頂上を楽しめ、かつ、どの山でも圧倒的な絶景
・3.5kmの雪道「大雪渓」で、夏でも雪を楽しめる
・花の百名山に認定されており、多種多様で美しい高原植物を楽しめる
・白馬槍温泉小屋で圧倒的解放感のある温泉に入れる
白馬槍温泉小屋には温泉があるんだ。
今年から再開したらしいよ。
もし、2泊3日できる余裕があったら、2泊目はここに泊まって、露天風呂でビール飲みたかったな。
白馬三山に登る時の注意事項
白馬岳に登る際の最低限の注意事項をまとめてみました。
注意事項
・軽アイゼン必須
・ヘルメット必須
・テント泊でも事前の予約必須
白馬岳へ登る途中に、「大雪渓」っていう一年中雪が残っているルートを通るんだけどね。
1時間くらい雪道は続き、人も連なるんだ。
軽アイゼンつけないで、もし転んでしまったら、後続の人にも怪我をさせちゃうんだ。
天気が悪ければ、落石も気づかないから、必ずヘルメットもつけようね。
白馬岳には2つ山小屋があるんだけど、テント泊できるのは、白馬岳頂上宿舎だけなんだ。
人数調整の関係で、事前予約なしだと、宿泊できないから気をつけてね。
もう一個の山小屋の白馬山荘は白馬岳頂上宿舎から20分くらい登ったところにあるけど、綺麗な外観だったよ。
1日目
猿山登山口
峠を登り続けると、こんな入り口が出てきます。
AM7時に猿倉登山口に到着したが、まだ駐車場に空きがあって安心した。
しかし、駐車場は一つしかないから、混み合う時期は7時より前に到着してた方が安心だと思います。(帰りには、路駐している車もかなりあった)
それで、到着した時点での天気は、大雨。
天気予報では午後から「晴れ」だが今は大雨!!
どこを見ても大雨!!
登りたくねええええええええ_:(´ཀ`」 ∠):
と思いつつ、カッパを着て、スタート。
雨の方が記憶には残るしと前向きに進むことを決意。
なんで、通路に川があるの?と思いつつ、登山靴に水が染みないことを祈るのみ。
大雪渓
雨の中歩き続けること1時間30分くらい。
噂の大雪渓へ到着。
ここからは、軽アイゼンとヘルメットを装着してください。
約3.5kmもこの雪道が続きます。
曇ってて見づらいですが、ありの行列のように列が連なってますので、滑って転んだら本当に危険ですので、軽アイゼン必須です。
太陽が出てくると、雪に反射して、眩しいのでサングラスも忘れないようにしましょう。
その後も、小雪渓(かなり短かったように感じる)もあり、ひたすら登るのみ。
白馬岳頂上宿舎
大雪渓到着後も雨が止む事はなく、歩き続けること、3時間程度、PM1時頃に白馬岳頂上宿舎に到着しました
受付で、予約した時の予約番号を見せてお金を支払います(入場料一人1000円、テント一張2000円)
寒すぎて、疲れすぎて、テントを張ったら、即避難、かつ、睡眠。
大雪渓以降の記憶がほとんどないくらい、寒さにやられてしまい、透湿性の良いレインウェアー買わなければと本気で思いました
白馬岳頂上
しかし。休憩を終えて、テントの外に出てみると。
晴天!!!
今までの雨が嘘か幻だったように、手のひらを返した、相変わらずのツンデレな性格の天気。
頂上宿舎から20分程度歩いたところに、白馬岳の頂上があるのですぐに登頂開始。
これを見るために、午前中頑張ったのかと思うくらいの圧倒的な絶景。
どこを見ても、雲海が広がり、言葉にはできない美しさでした。
夕焼けも綺麗。
青色の矢印に沿うと白馬岳の頂上にいけます。
しかし、赤色の矢印の方にも丘があり、絶景が見れ、距離も白馬岳より近いため、夜空や夕焼けを見るならここでもいいと思います。
圧倒的な夜空に輝く星の海
夕焼けも美しかったですが、夜になってから見上げた空には、圧倒的な星の海が広がっていました。
テント場で見ると、周りに人が多く、話し声も邪魔になるので、赤色矢印の丘で夜空を見るのがおすすめです。
ホットワインでも飲みながら、ロマンチックな夜に浸かりましょう。
あまりに星が綺麗すぎたので、夜ふかしすること、はや夜9時。
明日に備えて就寝です。
隣のテントのいびき声がまる聞こえなので、睡眠に敏感な方は、耳栓を必ず持っていくようにしましょう。
1日目は以上になります。
2日目以降はこちらの記事でまとめていますので、よければご覧ください。
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