こんにちは!
今日は、オリバー・ペレス氏、グレッグ・カプラ氏著書の著書「デイトレード」を読みましたので、その要約と感想をまとめたいと思います。
「デイトレード」ってどんな本?
「デイトレード」とは、著名投資家のオリバー・ペレス氏とグレッグ・カプラ氏が共同で執筆した、デイトレーダーとして成功するための心構えを凝縮した一冊になります。
投資に関する基礎知識や心構えなどがあり、デイトレーダーだけでなく投資をしている方なら必読すべき本である思います。
なお、この本を読むには、ある程度投資経験があったほうが腑に落ちるところが多いので、全くの初心者さん向けではないかと思います。
投資初心者が、含み損抱えて、「もう投資やめようかな」と思ったあたりで読むと、1日何も飲まず喉がカラカラの状態でビールを流し入れた時くらい染み渡ります。←意味わからん
と言うことで、ニュアンス要約してみましょう。
ニュアンス要約
おい。
さっさと、株で儲ける方法教えろや
そんなものはないよ
トレード日記をつけて、どのように負けたか考え、反省し、それを次のトレードに生かせばいいんだよ
あん??
もっと簡単に勝つ方法あんだろうが
ないよ。
トレーダーで損したことない人なんて、存在しないんだよ。
損をしたときに、這い上がるか、そのまま退場するか。
総じて言えるのは、長期的に株で儲けている人たちは、這い上がった人ってことだね。
「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になるんだよ
スラムダンク・山王高校・堂本監督の名言じゃねえか
もっとなんか勝ち方の必勝法とかあんだろうが。
株で勝ちたいなら、いかに「うまく負ける」かが重要になるね
俺は一休さんじゃねえんだよ・・・意味わかんねえよ・・
他にはねえなら、適当にあがりそうな株とりあえず買うぞ?
そのタイミングで買うことは、しっかり考えた上でのことかい?
いつ、買うかで、トレーディングの結果の8割は決まるよ
あと、いくらになったら、損切りするか、利益を確定するか決めたかい?
もし決めてたら、そのルールは必ず守るんだよ。
もし、株が下がったら、理由探しをして、損切りを延長させるなんて行為していたら私が君を損ギルからね
(君を損ギルってどういう意味だよ・・・・)
他にはなんかあるかよ
重要なことを言い忘れてたよ。
投資には、「相手がいること」を忘れないでね
君が含み損を抱えて、損切りする時も、市場にはその価格で買い取る人がいるんだよ
金融市場の大多数の投資家は、株価の調整で駆逐されることが多いんだ。
駆逐され、株を手放す時、その株を買い取るのがプロだよ。
損切りしたら、株価が上がることって多いよね。
どこでも、弱肉強食の世界なのね
・・・・・・
大事なのは、チャートは「敵」じゃないと言うことさ
チャートを愛することで、君は強くなれるよ
んな感じで、今回のブログを読むと
このブログでわかること
・「デイトレード」の内容がなんとな〜くわかります
・「デイトレード」に書いてある、トレードで守らなければいけないルールがなんとなく分かります
・含み損を抱えて、辛い時でも、市場から退場したくなくなります
早速、要約にいきましょう!!
要約
この著書は以下の9章の内容で編成されており、ちょくちょく内容が被っているところがありつつ(筆者も被っている内容が重要と公言済み)、トレードで成功するための、「心構え」からトレードに関する基礎知識などを説明しています。
- 心構え
- トレードの世界について
- トレードの損失の仕組み
- 損失をしたことが自分のためになる
- トレードに勝つトレーニング
- 7つの大罪
- 12の成功法則
- 知っとくべき15の法則
- 究極のトレーダーになるための9の教訓
と言うことで、それぞれの章を簡単に要約してみます。
1心構え
株式投資とは、「人と取引する」こと。
- 自分が株を買う時は、誰かがその株を売っている。
- つまりどちらかが愚者で、どちらかが賢者となり得ることを忘れてはならない。
成功するトレードに一番必要なものは、「正しい思考回路」
- 儲かる手法や戦略があったとしても、正しい思考ができなければ長期的に成功は不可能
2トレードの世界について
熟練トレーダーになる費用は莫大
- 継続的に稼げる熟練トレーダーになるには、多くの損失を出し、苦悩し、絶え間ない努力を続けた上で、決断力、不屈の精神を得る必要がある。
ファンダメンタルよりテクニカル分析
- ファンダメンタル分析は株価を1.5年から5年の範囲で見ると有効となりうる。
- が、個人が期間投資家に対抗するには、チャートで対抗するしかない。
チャート✖️短期トレードが安心
- 長期の相場感より、短期の相場感の方が予想しやすい。
- 株価が下落した場合は、あらかじめ設定しておいた価格で損切りすることで大きく損しなくなる。
- 「なぜ下落したか」などと考え、損切りラインを伸ばすことは愚行。
3トレードの損失の仕組み
バンドワゴン効果
大衆は投資で負けるようにできている。
プロは大衆投資家を負けるサイドに持っていくことに秀でており、「操作される側」にいては一生勝てない
ポジションの取り方で8割が決まる
どれだけ上昇相場の株でも、買うタイミングを間違えると損する。
雑誌ではどんな株を買えば良いか勧めるが、「いつ」すべきかは言わない。
株式市場に理由を求めない
株価は買い手が売り手を上回った時に上がり、下回った時に下がる。
ただこれだけの事なのに、株式を難しいと感じるのは上昇や下落に理由を求めてしまうから。
10%株価が下落した場合、そこに存在するのは「10%株価が下落した」と言う事実だけであり、決めた損切りラインに達せば、損切りするだけであり、なぜ下落したかは探す必要はない。
勝ちは勝ちでなく、負けは負けでない
生涯の取引の中のうち、一度の取引で損失を被ったことは失敗でない。
10数回取引をすることで、自分の真の実力が判明する。一度の取引だけで、一喜一憂することは愚者の行為。
4損失をしたことが自分のためになる(逆境と損失)
損失を利用する
全ての負けを知ることで、勝ち方を知るのである。
負けた時に「その失敗を無駄にするか」「失敗を次に生かすか」でトレードの成績は変わる。
前に大きく飛ぶには一旦屈む必要があることを忘れてはならない。
負けが勝ちになる
「うまく負けること」つまり「損切り」することがトレーディングをする上で必須となる。
トレードをしていて、負けないことはない。
負けた時に損切りできれば、市場から退場しなくて済むようになる。
成長には時間がかかる
市場で生き残るには勝つことが必要だ。
しかし、負けることで、市場から退場してしまう人もいる。
負けて損失を被ることで、成長していることを忘れてはならない。
「負け」を適切に対処していけば、いずれ「負け」は「勝ち」に道を譲ることになる。
5トレードに勝つトレーニング
自分への投資をケチらない
投資の勉強にお金をケチってはならない。それ以上のお金が長い目で見れば手に入る。
お金をケチらず、本を読もう。
感想(レビュー)
第5章以降は要約していないが、この著書で、何度も強調されているのが「うまく負けること」である。
「うまく負ける」とはつまり「損切り」を徹底して行うことで、意図しない、損切りあれば、それを反省して次は怒らないように気をつけなければならない。
「損切り」しないと、手元の資金がなくなり、いざ、チャンスがきた時に、購入できなくなる。
本当に損切りの重要性が身に沁みる本である。
また、損失被って、トレード辞めたくなったら、再読しようと思う。
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