こんにちは!
今日は、立野新治氏著書「マンガでわかる億越え投資家の株の基本」を読み終わったので、その要約と感想をまとめたいと思います。
この本を読むことで
・投資の基本的な知識
・過去20年間の株の歴史(ドットコムバブルから現在まで)
の知識をわかりやすくインプットすることができます。
ではいきましょう!!!!
著者立野新治さんとは??
本を読むにはまず著者が一体どんな人なのか気になりますよね。
今はSNSで経験のない人がそれっぽいノートを作れば、宣伝次第では売れてしまう時代。
ある程度のネットリテラシーは持ちたいものですよね。
と、そんな小言は置いておいて、著者立野新治さんはどのような方なのでしょうか?
事業家兼投資家。1983年生まれ香川県出身。株式会社ビヨンドスタンダード代表、
株式会社CAXIS副社長。早稲田大学、香川大学法科大学院卒業。
生活資金のために大学2年から人材事業及び株式投資をはじめ、
資産効率性が投資のほうがよかったため、事業譲渡益をすべて株に投じデイトレに集中。
卒業までに億を突破。ロースクールではレアル建ブラジル国債で
配当生活を試みるもリーマンショックの円高で元本3割で償還。
資格受験しながら株取引する生活に飽き海外移住。
運悪く取引環境劣悪のミャンマーで起業中にアベノミクスを迎え2014年に帰国。
17年の仮想通貨バブルでは投資金額100倍の経験も。
海外は上海でクラブ・クリーニング業、ミャンマーでアパレル・メディア業、
日本では民泊、ドローン、飲食業などを売却し、
現在はマレーシアでブロックチェーンのオフショア開発を行う。
日経・WBSなど取材および「億超えを可能にする株の稼ぎ技」(standarts)、
「マンガでわかるビットコインと仮想通貨」(池田書店)など監修多数。
オンラインスクールSchooにて投資講師。宅建、行政書士、CFP保持。
すでに約40カ国訪問しており、今後も世界を旅しながら投資先を探す。引用:立野新治著書「マンガでわかる億越え投資家の株の基本」著者紹介欄
すごい方ですね。過去数年の間で投資で億を稼いでいるんですね。
この本をおすすめする理由
表紙では「15年分の投資経験値が2時間で手に入る」と謳ってあります。
最初本屋で見つけた時、私はこう思いました。
「2時間は無理でしょ!!」
この本の内容は億を稼いだトレーダーの著者が実際に経験した15年分の投資の経験をお話しにしたものです。
その15年の経験を5年ずつ章に分けて、マンガでわかりやすく「何が起きたのか」を説明した後に、詳細を文章で説明する形式となっています。
つまり、しっかり理解しようとすると、2時間は無理ですが、「マンガ+解説」はかなり読みやすく、流し読みなら2時間でも読めちゃうかと思います。
最近投資を始めたばかりの方であまり本を読むことが苦手な方には、気軽に過去の市場の状況を知ることができ、本当におすすめです。
「マンガでわかるシリーズ」ってマンガだけ読んで、文章での解説のシーン読み飛ばしたくなるよね〜
故に、本を読んだけど、知識は頭の中に入っていないのことが幾多とあるのである。
皆は、文章をメインに読むようにしましょうね💓
この本の概要を抜粋
では、この本ではどんなことが書かれているのか雑ーに各章ごとにまとめてみたいと思います。
新興バブル崩壊
2004年以降から新興市場の株価が暴騰するバブルがありました。
具体的にはホリエモン率いるライブドアがマザーズ市場を牽引して、株価が大暴騰しました。
ライブドアが何をやっているのか知らないけど、とりあえず買ってみる人が増え、またライブドアも株式分割をを繰り返すことで、買いやすい価格を維持したため、「IT企業は買い」という異様な相場になっていました。
しかし、2005年11月ライブドアの粉飾決算の発表により、ライブドアの株価は6日連続でストップ安。
ライブドアが率いていたマザーズ市場も大きく暴落。これが「新興バブルの崩壊」です。
著者はこの時期に株式投資を始めて、初心者には次のことが必要と理解しました。
チェックポイント
感情コントロール
信用取引制度の理解
一つ目の「感情のコントロール」だけざっくり説明します。
雑に言うと「プロスペクト理論」を理解して、損をしてしまったら、損切りができるようになろうねと言うことです。
プロスペクト理論とは、人であれば誰もが持っている不思議な「意思決定のモデル」になります。
具体的に言うと、「人は利益をもらえることよりも、損することを嫌がる傾向にある」ということです。
だから、含み損が発生しても、すぐ損切りせず「いつか戻るから損切りはしない」となったり、少しでも含み益が出れば、そのまま持っていればもっと利益が出る可能性があるのに「利益が下がったら嫌だ」と考え、すぐ利益確定してしまうのです。
初心者は皆この感情により行動して、含み損を抱えてしまうの
たまたま運よく含み損がなくなっても、損切りのできないトレーダーの誕生するだけだよ。
(俺のことじゃん・・・・・・・・・・・・・・・・)
資源バブルとリーマンショック
2006年~2008年にかけての相場についての章です。
びっくりしたのが、2006年の4月にライブドアが上場廃止してから、世界では2年のうちに、チャイナショック(2007)、バリバショック(2007)、リーマンショック(2008)と大暴落が3回も起きているんですね。
投資辞めたくなりそうですね。
しかし、著者は諦めませんでした。その大暴落で学んだことがこの章には書いてあるのですが。
それは、何に投資するかだけでなく、「いつ投資するか」も考えなければならないということ。
んなもんは、株価が下がって割安な時か、これから上がりそうな時だろうが!!!
と私は考えていたのですが、もっと広い目で見なければならないようです。
「割安株」というのは、過去の市場と比較して割安な株価という意味です。
割安株ならいつ買ってもいいのでしょうか?
答えは「NO!」です。
もし、将来的に経済が悪化すれば、結果的にその割安株は割高になってしまうので、世界経済などをよく見て「いつ買うのか」を判断できる相場観が必要である。
個人投資家のメリットは相場が不安定な時は「投資をしなくてもいい」ってことよ💓
ヨコヨコ相場
2009年から2012年の10月頃までの日本は、日経平均株価8000円から10000円程度をうろつく「ヨコヨコ相場」と呼ばれている時期でした。
リーマンショック後のこの期間大きく上がらない相場は、リーマンショックで含み損を抱えたトレーダーには厳しく、退場していく投資家も多数いました。
そんな中、著者は何をしていたかというと、「さまざまなトレード手法を試していた」のです。
FX、先物取引などのデリバティブ、デイトレード、先物取引などで投資の経験値を貯めていきました。
アベノミクス相場
最近まで首相を勤めていた安倍さんの「アベノミクス」により、いよいよ株価が爆発して、今までためた経験をもとに多くの金額を稼ぐことができました。
この異次元緩和に夜株価が上昇する期間の中にも、「チャイナショック」で株価が暴落することがあったが、それらは過去経験してきたことであり、乗り越えることができたらしいです。
感想
バブルは繰り返します。バブルの歴史は古く一番古くて1600年代に起きた「チューリップバブル」が最古と呼ばれ、ここ最近でも、日本のバブル、ドットコムバブル、資源バブル、サブプライムローンバブル、仮想通貨バブルなどがあり、いずれも全て弾けています。
今の金融相場を見ると、給与は増えないし失業者は増えていくのに、株価だけは上昇しています。
日経平均も昨日30000円の大台を突破してます。
この相場にどう立ち向かうかは「有名なトレーダーが言っていたから」「SNSで皆がそう言っていたから」と考えることを放棄するのではなく、自分の頭で考えて、行動しなければ「勝てる投資」はなれないのだなと改めて感じました。
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