自己投資のすゝめ〜「ウォ―ルストリート流 自分を最大限運用する方法」から考える必要な自己投資〜

本まとめ

今回は高橋ダンさんの自己啓発書の「ウォ―ルストリート流 自分を最大限運用する方法」を読みました。

本当に読みやすく、自分の考えを改めさせられたので、是非皆さんに読んでいただきたいです。

この著書は著者の豊富な経験に基づき自己投資の考え方、効率的なやり方についてまとめられています。

年功序列で働いている、今の現状に不満があるサラリーマンや公務員の方ににおすすめの著書です。

どんな内容かわからなければ読む気もしないと思うので、今回はその概要をまとめましたのでご覧ください。

紹介する著書

今回紹介する著書はウォール街のモルガン・スタンレーで19歳から働いていた投資家の高橋ダンさん初の自己啓発書です。

私はダンさんのYoutubeも閲覧しており、金投資の勉強のため「超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資 リスクを冒さずお金持ちになれる方法」を読んだこともあります。

今回の啓発書を読んで、投資で得た技術を人間関係ひいては健康にまで使い込む、計画的な人柄と知り、私自身もダンさんの考え方を生活の一部に取り入れようと思いました。

要点

  1. 人生を逆張り戦略で考える。なりたい人を研究し、今の自分を客観的に分析し、そこに至るために皆が立てる計画とは別の計画を立て実行することで、同じような競争からは抜き出ることができる。
  2. 自分自身が最大の投資商品であり、残された時間は有限であることを知る。今の日本に住んでいる以上、自己投資を行い新たなスキルセットを得ることが必要。
  3. 人生も投資もマイナスの感情に支配されると失敗するため、日々の健康作り、自分流のルール作り、リスクの分散が必要。
  4. 統計学的思考、人間関係、英語、健康全て投資対象であり、管理し、計画的な運用が必要。

要約

本書の内容はダンさんがどのような自己投資をしてきたかについて、学生時代、ウォール街で働いていた時代、ヘッジファンド時代の経験に基づき8個のChapterに分けてまとめられています。

基本的には自己投資について述べられている啓発書ですが、キャリア形成、人間関係、英語の勉強方法、健康管理の方法等について、株式投資のコツと照らし合わせて今後日本人に必要な技術や考え方がまとめられています。

それぞれのChapterで共通しているのは全て自分の価値を上げるために何が必要かと言うこと。

自分自身が最大の投資商品であり、今の私たちに残されている時間有限であり、過去と比べると日本の経済は縮小していると言うのが今の社会の現状である。

日本は過去5〜60年前は経済成長をしていたため、一つの会社で働き続けていれば良かったが、前提の日本経済の成長が鈍化している今では、上記のあり方から変化が必要となっており、自分自身に新しいスキルセットをつける自己投資が必要

投資の中でも、最も効率の良い投資先は自分自身であり、自分の価値に上限はなく、運用することで複利の効果を得ることができる。

自己投資での運用とは簡単に言えば「成長」ですが、ダンさんの言う運用とは

  • 自分の思う通りにならなかった時、心が折れそうな時、どのようにして感情をコントロールできるか

と言うことです。

感情コントロールのために、リスクの分散はできるので、人に言われたことをすぐ鵜呑みにしないこと、睡眠をよくとること、運動すること、栄養をバランスよくとること全て大切なので心がける必要がある。

感想

株式投資と人生を照らし合わせて人生論を語られていて面白く、一日で読み終えてしまいました。

投資で一つの銘柄に1点集中はあまりに危険だから考えもしないですが、今の自分自身の生活と照らしてみると、今の会社でしか通用しないスキルのみしか持っておらず、そこで定年まで働くことはリスクが高いこと危険なことをしていることを改めて痛感させられました。

特に印象に残っているのは、要点でも述べました人生を逆張りで考えることです。

スタートダッシュが違うと皆と同じことを何も考えずに行っても結局は周りと同じにしかなれません。

ゴールから逆算して、皆違うことをしなければ抜き出ることができないと言うことはグサリと来るものがありました。

私自身もただ不安だから、とりあえず簿記の勉強したり、プログラミングの勉強したりしましたけど、それについて何かゴールを立ているかと言うとNoです。多分ゴールを設定しないため続かなかったのかなと思います。

公務員はまだまだ年功序列の制度が残っており、今後の人口減少、社会経済の停滞を考えるとそのうち早期退職制度の活性化が想定されます。(リストラもあるのでしょうか?)

10年20年後生き残り続けるための、自己投資、リスク分散は必ず行わなければならないと考えます。

ゴールを計算し、何が必要か、何をするべきか改めて考えさせらる1冊でした。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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